「そうなんだ〜。今、ラブラブ?付き合ってるの?・・・それとも、片想い?」


「うーん。どうだろ。片想いの遠距離恋愛みたいな?」



「そっか。美和ちゃんその人諦めて新しい恋しようと思ったりしないの?」


・・・新しい恋


「・・・しない、かな。だって、新しい恋をするって事はその人の事忘れるってことでしょ?あたしにはそんなこと絶対出来ない。だから、もう恋しないかな?」


「美和ちゃんは一途だね。亜美も頑張らなきゃ!」


一途・・・ほんとにそうなんだろうか。


「じゃあ、あたしもう帰るね。亜美ちゃん頑張って!」


「うん!ありがと、美和ちゃん!」


あたしは亜美ちゃんにバイバイしてからおばさんに挨拶した。


玄関の扉を開けると、リフティングをしている悠宇がいた。