「ねぇ。どう思う?」


亜美ちゃんは一通り話終えるとあたしを上目遣いで見つめた。


こんなあたしに恋愛相談されてもな・・・


「う、うーん。そうだね。その男の子は亜美ちゃんに気があるんじゃない?」


「そーかなー。メールも中々返してくれないんだよね。」


あたし何か悪いことでも言った?

亜美ちゃんの表情は暗くなるばかりで・・・


「そ、それは何か事情があるんじゃない?き、きっとそうだよ!そう!それ!」


あたし何言ってるんだろ・・・


「そうだよね。まだ、告白もしてないし、振られてもないし亜美頑張るよ!!美和ちゃんありがと!」


「うん!そのいきだよ!亜美ちゃん頑張れっ!」


・・・こんな適当な回答で満足したのか亜美ちゃんはベットでジャンプしている。


「ねぇ、美和ちゃんは好きな人とかいないの?」


「え!?」


急にそう言われあたしは酷く動揺した。



「なんだ〜その表情は〜?いるんだね。好きな人!誰、誰?もしかして、お兄!?」


「ち、違うよ!・・・好きな人はいるけど。」