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「まさか、あの大泣きしている場面冷血王子に見られていたとは・・・」



「ん?美和どうかした?」



「え!?いや、何でもないよ!やっぱり悠宇のおばさんが作るカレー美味しいね!」


「あら〜本当〜お世辞でも嬉しいわ♪美和ちゃんもっとおかわりしてね!」


「はい!お願いしまーす!」


只今、あたしは悠宇の家にて夕食をご馳走になっているところ。


「美和ちゃん!後で恋バナしよっ!相談乗って欲しいんだよね!」


そう言ったのは、悠宇の妹の亜美ちゃん
悠宇とは三つ離れた中学三年生。
お年頃のようで・・・


「ダメです!亜美は宿題あるでしょ!美和ちゃんも忙しいんだから!」


「いえ、大丈夫ですよ!亜美ちゃんがいいなら・・・」

あたしはサラダを頬張った。


「やった〜!お兄は聞いちゃダメだよ!女通しの話なんだから!」


「はぁ?聞くわけねーだろ。美和もあんまりコイツ甘やかすなよー。ご馳走さん」


悠宇はそう言って食器を片付け二階に上がって行った。