「おーい、アキっ!」


「んー?」



目を開けるとすぐ横に健司の顔。


健司はもう服を着ていて、しかも部屋着じゃなくて出かけるような服だ。



「今日どっかいくの?」


「いや、違くて」



じゃなにー?と目をこすりながら起き上がる。



「おっ」



健司がニヤニヤしながら私の胸あたりを見たから、慌てて近くにあったキャミソールを着て、布団に身を隠す。



「変態」


「まあまあ。それより、話がある」



急に真剣な顔になる。

……何?