私の顎をもって健司の方を向かせられて、チュ、とキスされる。


そのまま深くなっていって…


ドンッと健司の胸を押す。



「おわっと、と…。何だよー」


「“何だよー”じゃない。もうお風呂入って寝る。明日も仕事だし。」


「えー」



ぶーぶーいってる健司を放っておいて、お風呂のお湯を沸かす。



「な、お風呂沸くまで。な?」



うるうるした目で私を見る。

…そんな目、もう慣れた。
通用する訳ないでしょ。



「い、や。健司はそうやっていつもウソつくから。絶対しない。」


「つかない!真面目に!な?」



しつこくせがんでくる。

ちょっとイラついてきた私。