「みんな、さっきはありがとう。今度は私が勝つから、全員引き分けでもいい、とにかく私に勝負をまわして」


2試合目以降の小百合先輩は、一試合目からがらりと変わり圧倒的な強さだった。


そのお陰か、予選リーグは見事突破することが出来た。


けれど、決勝リーグ1回戦の相手は、昨年の優勝校。


正直、選手層に違いがありすぎるし、私たちの場合ここまで勝ちあがってこれただけで、褒められる位の実力なのに。


いざ試合が始まると、あっという間だった。