私の後、中堅も引き分けてしまった。


そして、副将の唯は……負けてしまった。一本負け。


惜しいところも何回かあったけど、一本には出来なかった。


この時点で、私たち稲北中学校の負けが決まった。


勝負が決まった後の大将戦でも、先輩は強すぎた。


時間を残しての2本勝ち。


ものすごくかっこよかった。


けれど、負けは負け。


試合場を後にしたと同時に、みんな泣き始めてしまった。