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昔から私は、ちょっと変だった、気がする。
初恋の相手は、足が速くて、運動会ではいつも1番のもも組のたかしくんじゃなくて、顔にうっすらシワのよった園長先生だった。
小学校のときは、校門前で、いつも挨拶をしていた教頭先生。
こう思い返してみると、同い年ぐらいの子を好きになったときがない。
好きにならない、好きになれない。
今まで数回告白されたときはあるけど、こんな肌が綺麗で、純粋そうで、私自身を好きになってくれた若々しい彼らには、どうしても興味が湧かなかった。
「……冬華(フユカ)ちゃん…だよね?」
「…あ、はい。」
「あー、よかった。こんな可愛い子とセックス出来るなんて嬉しいなぁ」
「ふふ、そんなことないですよー。…じゃ、早速ホテル行きましょ?」
私には綺麗なんて言葉は似合わない。
私は汚いジジィに抱かれて、汚れてるほうがお似合いなのだ。
自ら、それを望んでる。
異常性癖
ジェンロトフィリア
老人趣味