・・・次の日・・・

私は、ドキドキしながら教室に入った。

「・・・」

シーンとした教室・・・
女子は相変わらず・・・
でも、ここで挨拶したら何か変わるかもしれない・・・
みんなと仲良くできるかもしれない・・・
そして・・・

「お、おはよう。」

はじめは、しまった・・・っと思ったが・・・

「おはよう」

あんなに文句を言ってきた女子が挨拶を返してくれた・・・
少ししてから私の方に近寄ってきて

「この前はあんなこと言ってごめん・・・」

この時は戸惑った・・・ 挨拶ひとつで変わるんだと・・


「いいよ。気にしないで・・」
「・・え?・・良いの?」
「だって・・・もう、挨拶してんじゃん!」
「・・ありがとう」
「いいよ・・」
「うん」

そして、一時間目は移動授業。


・・・移動中・・・

ドンっ

いきなりぶつかった。  勢いがよくぶつかったため、尻餅をついてしまった

「ったぁ・・・すいません・・・」
「・・・ごめん・・・じゃあ」
「っあ!大丈夫ですか~?」

返事はなかった
にしても、足が痛い・・・ でも、大丈夫かな。

「いそがなきゃ・・」

これが、初めてのあなたとの出会い・・・
あの時は誤りもしないでどこの常識知らずだと酷く激怒した。
でも、そんな彼方に私は惹かれていくのだった・・・

・・・塾・・・

「あーんな!」
「おぉ・・亜美・・・」
「何かあった?」
「う・・・ん・・・」

あの人が頭から離れない・・・

「っあ!もしかして恋の病?」
「・・・た、たぶん?」
「っえ?! 誰々?!」
「何か、身長が高くて何気に華奢な体つき」
「・・・身長は学年で二人しか高い人いないよ?」
「うーん・・・」
「髪型、もっさりしてる?」
「違う・・・いかにも野球部?みたいな?」
「あぁ~じゃあ、2-Bの佐々木裕也君かな?」
「た、たぶん・・・」
「へぇ~・・・」
「何その反応!」
「いやぁ、頑張ってほしいな!」
「あ、ありがとう」