「おーい、さっさと席つけよー」


私の好きな人は、数学の
翔先生。

たくさんの生徒から人気があって
中3の私、中原唯とは10歳しか変わらない。

そんな先生のまわりには
たくさんの生徒がいる。


私なんか入る隙間もなくて
いつも先生の姿ばかり見ていた。