教室へ鞄を取りに戻る。






階段を昇るのもツライ位胸が苦しくて…






教室へ着いて自分の席に座って机に突っ伏した。








苦しい…







苦しいよ…






誰か…助けて…






どうすれば…忘れられるの?









そんな私の頭を撫でる感触がした。






驚いて顔をあげる。







『…どうしたの?真由美…』








心配そうに私を見つめるまどかの姿があった…




「階段駆け上がったから少し疲れただけ」




私は起き上がり、笑みを浮かべて答える。





『…前に座ってもいい?』




頷く私を見てまどかは前の席に横向きで座った。







『…じゃあ、私は隣に座ろうかな?』






横を見ると裕美の姿もあってまどかの隣に座る。