それから、時は経ちあっという間に試合当日になった。



私は、部活の皆にミサンガを編んで渡した。



もちろん駿にも。



試合は、最終戦で負けてしまい先輩たちは泣いていた。



駿や尚樹たちもまるで自分のことのように泣いていた。



「俺、来年はここに立って甲子園に行く。絶対に・・・!!!」



この試合は、駿の決意をさらに強くさせた。