駿は、私の右隣に座ると「はい」と言って先ほどのココアを渡してきた。 「ありがとう」 「んー」 缶のふたを開け一口ココアを飲む。 チョコの甘い味が口の中に広がった。 ココアの味に浸っていると駿があることを質問してきた。 「奈緒はさぁー・・・・・好きな人いる?」 「は??」