しばらく、お墓を見ていると後ろから声がした。



「奈緒ちゃん?」



後ろを振り向くと、そこには駿のお母さんが立っていた。



私は慌てて立ち上がり、お辞儀をした。



「お久しぶりです・・・おばさん」



「来てくれたのね。ありがとう」



おばさんは、優しく微笑んだ。