試合が開幕した。



試合はどちらも譲らず、平行線状態で終盤まできた。



あの時と同じように、最後の一戦に洸がバッターをする事になった。



もし、ここで打てなければ延長戦。



此処で打って、1点とれば私たちの優勝。



「がんばって・・・洸」



私には、ただ祈る事しかできなかった。