「「ホームラン!!!」」 会場中が湧きあがった。 もちろん私たちも。 洸は走り終えた後、私の元に駆け寄り強く抱きしめてくれた。 「勝った・・・勝ったよ・・・奈緒」 「うん・・・夢に近づいた」 それからしばらく、洸と抱き合った。