チーン。



仏壇に置かれている鐘を鳴らして、手を合わせた。



「また来たよ・・・駿」



おばさんには、1人にしてほしいといったので、和室には私以外誰もいない。



「今日はね・・・話があって来たんだ・・・」



写真の中の駿と目が会う。



爽やかに笑う駿。



その笑顔は、まるで無邪気に笑う子供のようだった。