しばらく、自転車の上から途中に見える河川敷を眺めていた。



夕日に染まり、オレンジ色になった川。



草も、道も、空も。



私たちの後ろにあるのは、夕日に照らされてできた影。



そういえば・・・洸はなんで私と駿の約束を守ろうと必死なんだろう・・・。



「洸」



「何?」



「どうして、私と駿の約束を守ろうとするの?」