全てを話し終えると、私は涙を流していた。 「あの時・・・窓を開けたとき、駿をもっと・・・注意してたら・・・」 「・・・・・・」 「駿は・・・今も生きていたのに・・・」 私が殺してしまった。 駿を・・・。 「それが・・・奈緒が前に進めない理由?」 ずっと黙っていた洸が口を開いた。