でもそれは間違いだった。





キミの体を持ち上げる。




もしかしたら助かるかもしれない。




『救急車を呼んだらきっとキミは助かる!救急車を呼んであげるから・・・ボクを愛してるって言ってくれ!!』




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




彼女の答えは分かりきったことだったのかもしれない。





NO。





「そ・・それはできないわ!私は命よりも真実の愛を大切にしたい!」




「あなたは間違ってる!」