部室には後輩のゆうにゃんが一人椅子に座ってるだけであとは誰も見当たらない。

「あー、長井は友達とごはん食べてから来るそうですよ。みーのは今日は来れないそうで。」
「そっかあー山崎さんはもう来るかな。さっき見かけたし。」
「そういえば今年は山崎先輩とクラス違うんですか?」
「そうなのおおおお!!私の癒しなのに…」
「まあ、いつも抱きついては冷たくあしらわれてますけどね。」
「愛情の裏返しなの。あの子ツンデレだから。じゃああとはいのめと大崎先輩と徳井先輩が来るかどうかかー」
「さきに一局やりますか。」
「そうだねえー」
私は棚を開けて盤と駒を取り出した。