下駄箱で上履きを履きかえると後ろから聞こえる俺の後を追うような足跡。 誰か何て振り向かなくても、今では分かってしまう。 『佐藤君!一緒に帰りましょう!』 元気な笑顔で俺に声をかけるのは俺の彼女の柴田舞。 肩より少し長い髪を今日は気合が入っているかのようにポニーテールにしてる。 まー…似合ってるとは本人には言わないけど。 「別にいけど」