『はい!かっこいい佐藤君の姿が見れただけで元気になりました』 「はいはい。それはどーも」 いつもこんな感じに流されてしまう。 最初はそのたびに落ち込んでしまっていたけど、今になるとそれも佐藤君の不器用な愛の形なんだと勝手に解釈している。 『佐藤君、今日晴れていますよ!』 佐藤君の隣りを歩きながらどうでもいい話をする。 「見れば分かるよ。ほんと雲ひとつない晴れだし」