あれから何時間勉強したか分からないほどにあたりは暗くなっていた。


『ふー…今日ははかどりました』


ぐっと手を天井に伸ばして一息つく。


その時だった


私の頬にヒヤッと冷たいものが触れたのは。


『わわ!?』


椅子からひっくり返ってもいいかの勢いで私は身をそらす。