舞だけだと思う。 俺をこんなにも嬉しくさせるのは。 ドキドキするのも一緒に居たいと思うのも舞だけ。 「舞、先に外に出てて」 舞を先に外に出して自分は先ほどの場所に戻り、さっき見ていたそれを手にしてレジに向かう。 「これ、お願いします」 舞に似合いそうなもの。 「ありがとうございました」