ジェットコースター乗り場から離れたベンチ。

やっぱりここも、人がいっぱいいて道行く人が

泣いてる柚琉に振り返る。




何があったか分からないケド、

『大丈夫?』

って声を掛けた。



「怖かったよぉ………」


………あぁ、
そういうことか。


『んな泣くな。』



俺は真琴の頭を撫でた。



「死んじゃうかと思ったよぉお………」


鼻を啜る真琴。

まじ可愛いなぁ………



『じゃあ次バイキング乗るかっ』

「え!?嫌だよぉ!!」



真琴が俺の腕を掴む。



『だーめ』


ペチッ


「痛っ」

俺がデコピンをした額を抑える真琴。


おもしれー。