そして、高田クンのメアドを手に入れた私は、自分の教室に戻ろうとした。



「あ、萌チャン。」


すれ違いざまに、誰かに声を掛けられた。


『柚琉チャン♪』



薄桃色に染まった頬。
ぷっくりと大きな唇。
綺麗な二重。




周りから見たら、色々な人から告白される理由も納得できるくらい
可愛いんだろうケド、


私の方が、断然に可愛いに決まってる。



きっと高田クンは、
柚琉チャンより私を取るでしょ。



余裕余裕♪♪