「一体どいうつもり?」

「舞の両親が泊まっいけって言うから、泊まっていくことにしただけだよ」


洋介はしれっと答えた。


泊まることが決まった後、あたしは洋介を二階の部屋に連れ出した。

丸いテーブルを挟んで向かい合って座っている。



「普通、遠慮するでしょ?」

「オレ普通じゃないし」


またしても、洋介はしれっと答えた。


「確かに普通じゃないかもね」

「そんなことより、オレの着替えて出してよ。ここに置いて行ったのがあるハズなんだけど」

「……」


あたしは、タンスを開けて洋介の着替え一式を取り出した。