迷惑はかけたくない。うざいと思われるのは嫌。

そう自分に言い聞かせて会いたい気持ちを必死に抑えた。


そして雑詩に再び目を向けた。

集中して出来てるような出来てないような。

そんな感じで雑詩を読んでいたら、玄関のチャイムが鳴る音がした。

お母さんが出るだろうし、あたしは特に気にしていなかったんだけど、


ガチャッ。部屋のドアが開く音がした。

びっくりして起き上がると、更にびっくりすることが待っていた。


「洋介……」


そう。そこには洋介が立っていた。