───翌朝。



あたしは目を覚まして、すぐに驚くことがあった。

それは慎吾が隣で眠っていたこと。


どうやら、あたしと慎吾は一つのベッドで眠っていたということになる。

布団に入ってきたことすら気付かなかったよ。


まぁ、何もなかったよね?

さすがに爆睡してる女に手なんて出さないよね。


何てことをごちゃごちゃ考えながら、布団の中から抜け出して、バスールームへ直行。


服を脱いですぐに、あたしはあることに気付いた。

肩につけられた赤い跡。 

バスルームの鏡でしっかり確認出来た。