「オレあの頃より、今の方が舞のこと好きになってるよ」

「え?」


洋介の真剣な口調にドキッとしてしまう。


「離婚して再会して、更に好きになってるから」

「……」

「何かオレ、毎回好きアピールしてるような気がするな」


洋介が言葉を続けた。


「困らせるつもりはないんだけど。オレの気持ちだから」

「……」

「じゃあ、そろそろ切るか。お子ちゃまな舞ちゃんはおねむの時間だろ?」

「お子ちゃまじゃないもん!」

「おやすみ、舞」

「おやすみ、洋介」


電話を切る。