これ以上、洋介といたら血圧が上がるだけ。

怒り心頭で頭おかしくなりそう。


部屋から出て行こうと思い、ベッドから立ち上がった。


「舞、どこ行くんだよ?」

洋介もベッドの上から立ち上がった。

「言ったでしょ? 洋介とは寝たくないって。
だからお兄ちゃんの部屋で寝るの」

「ごめん。言い過ぎた。淫乱はないよな…。冗談にもほどがあるよな」

「何よ今更。淫乱とは寝たくないんでしょ?
変な病気もらうかもよ」

「寝たくないってのも嘘だよ。オレは舞と一緒に寝たい。
てか寝るぞ」