昼間は川崎さんと過ごして。

夜は洋介と過ごすハメになるなんて。

誰が予想したことだろう。



それから、20分くらいして洋介が部屋に戻ってきた。

ベッドで横になり、スマホをいじっていたあたしは上半身の体を起こした。



「いい湯だったよ~」

洋介はタオルで頭を吹きながら、機嫌良く言う。

そしてあたしの隣に座った。

嫌だ……。

急に心臓がバクバクしてきた。

そうだ。洋介がこの部屋に泊まるていうことは……。

同じベッドで寝るということになるんだ。

今の今まで何も考えてなかったけど。

それってどうなの?