リビングから寝室へ移動すると、ベッドの上にゴロンと横になる。


「あたしって、嘘つきヤローだ」


頭痛気味だなんて。

よくも口から出任せが言えたもんだよ。


でも、この先どうしよう?

ずっと頭痛気味って理由でエッチを拒むわけにはいかないよね。


この腹の贅肉とお別れしない限り。(お腹の肉だけではなく全身)

亮二の前で全裸になんかなりたくない。

うーん。困った……。



結局──。

名案は思いつくことなく、

静かに夜は更けていくのだった──。