「あと、大食いなとこをいいとところとして、挙げられても誉められてる気がしない!」

「そうか?じゅりこの好き嫌いせず、バクバク食う姿、オレは好きだけど」


好きって言葉に胸がドキドキした。

優助は元カレだからかな?

何となくドキドキしちゃうよ。


「誤解すんなよ」

「え?」

「好きって、深い意味はないからな」

「うん。分かってるよ」


ドキドキしているのが、聞こえているのかと思った。


「そうよ!樹里は何でも美味しそうに食べる姿がいいんだから、ダイエットなんてやめなよー」


あかねが便乗したように言う。