「我慢すると体に良くないよ?」

「……」

「仮に痩せたとして、ガリガリになった樹里を見て、佐伯ががっかりしたらどうするの?」

「そ、それは」


亮二は、綺麗になったと喜んでくれないのかな?

ムチムチより細い方がいいに決まってる。


「樹里の分の唐揚げ食べるよ」

「どうぞ」


その後、あかねはデザートにケーキを食べていた。

あたしは誘惑に負けそうになったけど。

一口も口にしなかった。




お昼ご飯を済ませた後──

本屋さんへ向かった。

あかねはファッション誌のコーナーへ。

あたしはというと……。