こんなことを考えているうちに、番組は終わってしまった。
ふと壁時計を見ると、夜の11時になろうとしていた。
歯を磨いて、布団に入ることにした。
あたしが先に布団に入り横になっていたら、
亮二が寝室に入ってきて布団の中に。
あたしは、ぎゅっと亮二に抱きついた。
「どうした? 急に甘えてきて」
「別に。幸せだなと思って」
「何だ…、エッチの誘いかと思った」
「今日、お風呂でしたからいいよ」
「オレはもう1回してもいいんだけど」
「ダメ。今日は遅いから」
「はいはい。分かったよ」
こんな会話をした後。
亮二は先に眠ってしまった。