「りょ....亮二⁉︎」

「やっとできるんだな」

「う....うん。でもシャワーとか浴びたいよ。それにカラオケもついてるしーーんっ.....」

樹里の言葉を遮って、樹里の首筋に唇で触れた。
わざとらしく、チュッと音を立てて。

「亮二.....」

「ずっとできなくて、オレがどんな思いしたか教えてやるよ」

今度は樹里の唇に触れる。
もう既にオレの体は反応し始めている。

ベッドに押し倒すと、そこからは無我夢中で樹里に触れていた。

こんなにも余裕のない夜は初めてだ。
欲しくて欲しくてたまらない。

でも、余裕がないのは、樹里も一緒だった。

敏感過ぎるくらい敏感になっている体。
どうしようもないくらい漏れる、喘ぎ声。