歩き出そうとしたその時、樹里が明らかにフラついた。
「樹里?」
「寺原さん!」
瑠衣が心配して体を支えようとしたけど、樹里が拒絶した。
「あたしは大丈夫だから」
「そう、ならいいんだけど」
オレは瑠衣に「先に帰って」と、目で合図を送る。
すると、「じゃあ、あたしはこれで」と瑠衣はオレ達から離れて行った。
「樹里、帰ろうか? 体調もよくなさそうだし」
何も言わない樹里の手を引いて駐車場まで向かった。
車の中でも何の会話がないまま家につく。
2人共、会社の制服姿のままでソファに座っている。
「樹里?」
「寺原さん!」
瑠衣が心配して体を支えようとしたけど、樹里が拒絶した。
「あたしは大丈夫だから」
「そう、ならいいんだけど」
オレは瑠衣に「先に帰って」と、目で合図を送る。
すると、「じゃあ、あたしはこれで」と瑠衣はオレ達から離れて行った。
「樹里、帰ろうか? 体調もよくなさそうだし」
何も言わない樹里の手を引いて駐車場まで向かった。
車の中でも何の会話がないまま家につく。
2人共、会社の制服姿のままでソファに座っている。