もう何でこうなるの?
わけが分からない。

亮二と優助の突き刺さるような視線が痛いくらいだ。

浮気の仕返しか.....。
そんなの考えた事なかった。

でも、これは亮二にとって良い薬かもしれない。

あたしがどんな思いでいるか思い知ればいいんだ。

そんな事が過ったその時、あたしは口を開いていた。

「ーー言ったよ。優助に泊めてくれって頼んでたところだったの」

「あっそ。だったらオレはそれを阻止しないとな」

亮二はそう言うなり、あたしの腕を掴みイスから立ち上がらせた。

「落合さん、家に泊めてあげる必要なくなって良かったですね」

「残念だったな。久しぶりに女が泊まりに来ると思ってたのに」