ーー翌朝。
目を覚ますとそこは見慣れた部屋。
自分の家の寝室。
正確には亮二のマンションで目を覚ました。
えーっと? 何でここに?
昨日、どうしたんだっけ?
うーん。
覚えがないという状態。
そして、気のせいでなければ、窓の向こうの外は朝を通り超してお昼近いような......。
いやーな予感がして、壁時計に目をやると、10時半を回っていた。
ぎゃ〜!
これは、寝坊というやつではないか。
慌てたのはほんの一瞬。
だって、起き上がった瞬間、頭にズキズキと痛みが走ったからだ。
これは2日酔いというやつね。