走っていて息が切れてきた


「はぁーはぁー」


せっかく涙がとまってきてたのにまた出てくる

「うっう.....」

すると後ろから声がした

「風華?」

私はいそいで手で涙をぬぐい振り向いた


「ん?」

そこには優聖がいた

「あ....」

会いたくなかったのに


「何で泣いてるんだよ?」

いいわけが見つからない..


「別になんもないし..」

そしたら、優聖の温もりが伝わってきた

「ちょっ....」

私が抵抗しようとすると

優聖の腕の力は強まった


「俺なんも聞かないからなんもしないから
このままでいさせて」

「このま前はあんなことしてごめん」


優聖悪いと思ってくれてるんだ

いつもより弱々しいこえだし....


「う、うん....」

「何があったかは知らないけど今ならいっぱい泣いていいから」


その言葉で涙腺が緩み涙が出てきた

「うっうっ....ありが...と...」


「.....」

それから、優聖は泣き止むまで私を抱き締めてくれて

頭を撫でてくれていた

「ぐすっ...もうだいじょぶたから....」




一杯ないたらなんだかスッキリした気がした