はじめて来たからめちゃめちゃ緊張する

「風華何部入ったん??」

「バスケ部」

「まじでバスケはいっだんだ!!」

「だって小学校の時してめっちゃ楽しかったんだもん」

「確かに楽しかったな」

「もどれるなら、戻りたいあの頃に.... 」

「えつ??」

「ううんなんもない」

今ごろそんなこといっても戻れないし

「じゃあ、そろそろ帰るね」

私は、素早く立ち上がってドアの方に向かっていこうとすると

バシッ!!

「えっ.....?」

風舞に腕を捕まれた

「まて、風華携帯持ってたよなぁ」

「うん....持ってるけど......」

「アドレス教えて」

「えっ.......?」

「まぁ、あのそのあれだ色々これからも話したいし.....」

初めて見たこんなにも焦ってる風舞
私の今まで知っていた風舞は子供っぽくてやんちゃな感じだったのに

今は、私より大人っぽくて背も高くなっちゃってて.....

思わず笑みがこぼれた

「ふふっ」

「ちょ、風華何笑ってんだよ」

やっぱり、そういう照れたりするところは変わってない

「テンパってる風舞が面白くって」

「なんだよそれ.....」

「風舞、アド交換しよ???」

そしたら、風舞の表情が変わって

「おう!!!」
そして、アドを交換した
「じゃ、帰るね」

私は手をふって帰ろうとした瞬間

べシッ


「痛っ」

風舞に頭を叩かれた

「なんで叩くのよ」

私が顔をしかめて言うと

「 暗くなってんのに女子を1人で帰らせっかよ......」

ドキッ

「ほら、チャリで送るから」

「う、うん...... 」