「何これ?今までってどう言うこと!?」
「…」
「これからはどうなるの?」
「蓮、黙っててごめん!!」
「いつから?いつから知ってたの?」
「…蓮が凛と付き合う前から知ってた…」


プツッ

何かが切れた。
なんでだろう?
体が熱い。


バキッ


何処からか、鈍い音が聞こえてきた。
それは海斗からの音だ。
僕が、海斗を殴っていた。
無意識に…

「なんで…なんで知ってるのに言わなかった?」
「…」
「僕がこうなるのを知ってて黙ってたのか?」
「…」
「何とか言えよ!!」
「…た……だよ」
「は?」
「凛に笑ってほしかったんだよ!!」
「……」