空をオレンジにに染め出した夕方5時半の帰り道、僕は黒いコンクリートの柱が綺麗に並んだ道標を今、不確かな未来へ歩いて行った。
『れーん』
遙か遠くから声が聴こえて来た。
最近の事なのに、手の届かないような遠くから…
いつも隣にいるはずの君はもう居なくて左手は冷たく、通り過ぎていくのは風だけ。
戻ることができるなら、あの頃に戻りたい-----
『れーん』
遙か遠くから声が聴こえて来た。
最近の事なのに、手の届かないような遠くから…
いつも隣にいるはずの君はもう居なくて左手は冷たく、通り過ぎていくのは風だけ。
戻ることができるなら、あの頃に戻りたい-----