ジリジリ夏の太陽が肌を焼く。 貧血気味の私には夏のこの暑さは耐えがたい。 長袖にサングラス、そして日傘。 日焼け対策は万全。 「うっはー!海だー!!」 大樹の叫ぶ声も、波の音に混ざる。 海に来た。 大樹と木村と…そして佑夜と、私。 なぜこんなことになったかと言うと。 ーーーーーー… ーーーー… 『可奈子ちゃん!?どうしたの!?』 突然自分の部屋に帰った私を由紀子さんが追いかけて来た。 呼びかけに返事もせず、私はただ扉に背中を合わせてうずくまっていた。