最初からカオルさんに来てもらえば良かった。



「すっご!!
カオルさん何でもできんね。」


「柄に合わねえけど。
子供が好きでよくやるんだよ。」


「子供!?
カオルさん子供いんの?」


「ワタシに似て超美人な女の子なの~」


「何故か翼にそっくりなんだ。小学生なんだ。」


ふーん。
落ち着きようは父親だからか。


「さ、後はデコレーションだな。美亜やってみな。」

「センスよくやるのよ~」

「任せなさい。」




そして10分後…



「できた。」


「アンタ…」


「何?」


「ごちゃごちゃしすぎよ!イチゴだらけだし、
美しさゼロ…」


「そう?
あたし的には盛りかげん最高だと思うけど。」


「ま、いいじゃん。
こーゆうのは気持ちが大事なんだし。」