それから数日、オーナーは毎日、夜ご飯を作って届けに来た。


余計なお世話だっつの…


なんて思わなくて、
嬉しいとか思ってる。



はあ…


マジでおかしい。



頭の中オーナーだらけ。



どうしてかオーナーが頭に浮かぶ。



「美亜ちゃん?
どうしたの?」


「へ…あ…何?」


「服早く脱ぎなよ~」


久々に、セフレの男から連絡が来て、ホテルに居る。

バイトは休み。
本当はさ、この前倒れたからオーナーには夜遊び禁止されてたんだけど。



どーも最近のアタシはおかしいから、自分を取り戻したくて。


服を脱ぐと、いつもの行為が始まる。


何にも感情もない。


キスだってただの流れ。


オーナーも、結衣さんと流れでキスしたのかな…


何も感情はなかったよね。



って、またオーナー…


あーもうッッ


「無理だ…」


「へ?」


「ごめん…出来ない。」



オーナー…邪魔しないでよ…


アタシの頭から消えて…



「ちょっと美亜ちゃん!!」


さっさと服を来て、
ホテルから出た。