あ~だるかった。


「って、いつまで抱きついてるの?」


「だって美亜ちんいい匂いするんだもーん。」


「コルアアアッッ!!
龍、美亜に抱きつくなー!」


あ、オーナーが鬼みたいな顔して走ってきた。


「だって、美亜ちんナンパされてたから~
助けてあげたんだよ~」


「ナンパだあ!?
ったく~遅いと思ったらナンパかよ。」


「そっちこそ、ナンパしちゃってんじゃん。」


さっきから、女3人組がアタシを睨んでる。


ちゃっかりしてんな。


オーナー。


「ナンパじゃなくて、
逆ナンされたの~。
美亜、ちょっと来い。」


「は?
ちょっと待った。」


「嫌だね~。
ナンパされた罰だ。」



まさか…