そして最終日の朝。


昨日、男メンバーだけで
飲んだ雪夜はまだ夢のなか。


スヤスヤ寝てる。


こうやってマジマジ雪夜の寝顔見るの初めてかもな。


いつもは綺麗で、
整ってるけど、寝顔は少し可愛らしい。


今、アタシ幸せだな。



最初は、二人きりの旅行じゃなくて少し残念だった。


けれど、仲間や友達が一緒でなんだか修学旅行みたいだった。



来年もこれたらいいな。


こうやって、変わらず
アホな仲間とバカな友達といられたらいいな。


そして大好きな雪夜とも。



「愛してるよ。」


「…知ってる。」


「ッッ!!起きてたの!?」


「だって見つめすぎだもん。」



へーッッ!!


恥ずかしッッ///


「今の聞かなかったことにして!」


「無理。もっかい…」


「嫌だ。
絶対言わない。」


寝起きで掠れた声が
たまらないけど絶対言わない。


愛してるよ。なんて…


「ふ~ん。
じゃあ寝る…」


え…
拗ねた。


「わかった!言うよ!」


「うんうん。」


「愛してる…よ。雪夜。」


「俺もだ。ばか野郎//」


うわ~
言わせといて照れた…


余計照れんじゃんか。



「雪夜、旅行ありがと。」


「今度は、絶対2人でこよ。」


「うん。
海外とか行きたい…なんて…」


「そだな。
島とかいっちまうか!」


「うん!」



また来年も…

そのまた来年も…


ずっとずっと行けたらいいな。




~ドキドキ温泉旅行end~